松が谷高等学校
松が谷高等学校では、オーストラリア・アデレードから男子生徒2名を受け入れました。
本校は、生徒の自宅でのホームステイの受け入れを行っていなかったため、12月10日(月)が留学生にとって登校初日となり、実施協力団体と職員の方の案内で8時すぎに学校に到着しました。
10日は二学期の期末考査最終日であったために、最初は職員室であいさつをしてもらいました。
彼らは、日本語学習歴が長かったので流暢な日本語で自己紹介してくれて、教職員一同は拍手で歓迎の意を表しました。
テストが終わるまでの間は、副校長による学校案内や今後の日程の確認等をして時を過ごしました。
テストが終わって11時すぎに2年生の受け入れクラスであいさつと自己紹介をしてもらいました。
自己紹介のときには、プレゼンテーションソフトを使って彼らが住んでいる街や学校の様子まで日本語で紹介してくれたので、本校生徒からも驚きがあり拍手喝采で迎え入れられました。
クラスの中でホストとなる2名の生徒が翌日からは一緒に登下校や放課後の活動をすることにしました。
2日目以降は、留学生はホストクラスで英語や日本史の授業を受けましたが、日本語学習テキストを使った特別授業、1年生の書道、放課後には和太鼓部の活動にも参加しました。
日本語の授業では、漢字まじりの文や会話文も理解していて、教員や図書館職員も感嘆していました。
また、書道の時間では、漢字一字を色紙に書くことを初めて行い、1年生からは「私よりうまい!」などの感想も聞かれ、書道の先生からも「一緒に書いて教えただけなのに、上手で教えがいがある。」と言ってくれました。
和太鼓部では、和太鼓の演奏を一緒にするだけでなく、自国の文化を紹介して本校の生徒と一緒にパフォーマンスするなどして、多いに盛り上がることができました。
最終日はホストクラスで連絡先や色紙の交換を行い、再会を誓いました。
生徒の中には成田空港まで見送りに行った者もいて、本校生徒にとって文化交流のよい機会とすることができました。
武蔵野北高等学校
今年度で2回目の東京体験スクールとなり、今年は、オーストラリアとニュージーランドから5名受け入れました。
本校では、特にホストファミリーが主体となって留学生をサポートしました。
その後もメールやスカイプでやり取りをしており、交流が継続しているようです。
校内では、English Lounge(英語に特化した部屋)を留学生の拠点場所とし、JETが中心となって少し早いクリスマスパーティーも実施しました。
来年はさらにブラッシュアップし、留学生が日本を体験するだけでなく、生徒が積極的にかかわり「生きた英語」を実践するためのイベントを企画する予定です。
成瀬高等学校
東京都教育委員会「東京体験スクール」事業のオーストラリア留学生が来校しました。
12月10日(月)
1日目。英語表現ⅠでWelcome Timeをもち、日本や町田そして成瀬高校の紹介をしました。
写真や関連する物を持ち込み、もちろん英語で紹介しました。まだ、照れが互いにありました。
12月11日(火)
今日は部活動でサッカー部に参加しました。
スポーツの中でもサッカーに興味があるそうなので、修学旅行中で1年生だけの活動ですが、ともに汗を流しました。
雪の降りそうな極寒の中、雨も降っていました。
でも、楽しくプレーができました。体を動かすと距離は縮まりますね。この時、シュートが決まりました!
12月12日(水)
LHRの学年集会で自己紹介をしてもらいました。
日本語から始まった自己紹介に、1年生は驚き騒然としましたが、感心しきりです!
平仮名とローマ字の書かれた原稿に再度びっくりです。
きっとホストファミリーで一緒に練習していただいたのでしょう。難しいTRYに拍手でした。
その後は日本語と英語の混合で、ともに一生懸命伝えようとするQ&A TIMEをもちました。
普通の速度の日本語による質問にも、躊躇せずに答える様子に拍手が上がったり、勇気を振り絞った英語による質問も出たり、和気あいあいの交流ができました。
このように和んだら、合唱練習です。
2月の合唱祭に向けて、ここからいよいよエンジンをかけていきます。
昨日はクラス練習にも参加してくれましたが、今日はaudienceにまわり、各クラスの様子を見たり、ハーモニーを鑑賞しました。
放課後は、海外研修旅行参加1年生の事前研修会に参加しました。JETのクリス先生が企画しています。
ゲームをしながら、会話をはずませていこうという試みです。
易しい単語でも、数多くつないでコミュニケーションをとるゲームです。
最初の、堅い表情で周囲を気にする視線が、ゲームを進めるにつれて和やかに前を向き始めました。
日本語を話す勇気と英語を話す勇気が互いに波及するといいです。
12月13日(木)
今日は1日、他校の「東京体験スクール」留学生と東京施設ツアーに出かけました。
満員電車の体験、念願の渋谷スクランブル交差点やハチ公銅像の見学、東京の人の多さにもまれ、疲れたようでしたが、久しぶりに留学生全員が集まり楽しかったようです。寒い一日でした。
12月14日(金)
寒さは変わりませんが、今週初めての晴天です。
昨日は留学生がいなくてクラスの生徒も寂しかったようですが、今日戻ってきて、教室での表情も柔らかくなってきました。
この時間は、英単語テストに向けてのラストスパートをかけた勉強会の様子です。
放課後は、来校して初めて雨のない中でのサッカーです。
彼のポジションはゴールキーパーでした。
今日が最後のサッカー部体験でしたが、自分の道具で、自分のポジションで楽しく時を共有できたようです。
12月17日(月)
クラスでお別れ会を兼ねた、交流会を行いました。
修学旅行引率から帰国した担任のお土産話と、クラス作成の東京体験スクール留学期間中のDVDとで、盛り上がりました。
週末は、ホストファミリーのおもてなしで、クリスマスビュースポットに友達と訪れたそうです。
きらめく素敵な写真を大切そうに見せてくれました。このイルミネーションはとても気に入ったそうです。
12月18日(火)
今日が最終日です。
最後に日本の伝統文化の茶話会と茶道体験をしました。
山茶花の練りきり和菓子と抹茶の体験は初めてで、視覚の美しさと和の味覚に驚きを隠せませんでした。その後、お茶を一服たてていただきました。
最後は、サッカー部や茶道部のみんなでお見送りしました。
3月にオーストラリアへ海外研修旅行に行く生徒もいます。交流が続くといいですね。
町田高等学校
12月10日(月)から12月18日(火)までの9日間、町田高校はオーストラリアから2名、ニュージーランドから2名、計4名の留学生を1学年のクラスに受け入れました。
初日の朝の緊張した自己紹介から一転し、お昼休みにはホストファミリーの生徒を中心にクラスの皆と英語と日本語を交えながら楽しく談笑している姿が見受けられました。
授業
留学生との交流が町田高校の生徒にとって有意義なものとなるように、留学生を活かした授業を行いました。
- 英語科
留学生に、町高生が町田高校について英語でプレゼンを行い、それに対して留学生が自国の高校の特色と比較して質問やコメントを行い、相互の国の教育について考えを深めるディスカッションの授業 - 国語科
短歌の授業で、留学生にも自国の詩を紹介してもらい、日本の短歌と外国の詩を比較し、その相違から相互の国の文化について考えを深める授業
校外活動(12月14日)
町田高校の1年生全員が東京都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)で英語研修を行う日。
留学生も校外学習を行いました。
午前はTGGでの1年生の活動を見学し、多様なプログラムを通しての日本の英語学習の在り方に興味をもった様子でした。
午後は日本科学未来館に行き、ロボットの実演会など、日本の最先端の科学技術を学びました。
最終日のお昼休みには、本校の生徒は英語で、留学生は日本語で、お互い別れと感謝の言葉を交わしあい、最後の時間を惜しんでおりました。
短い間ではありましたが、言葉の壁を超えた、心と心の繋がりが生まれたようで、留学生にとっても本校の生徒にとっても、大変意義のある交流になりました。
本校は今後も、グローバルな視点で国際交流を行う機会を持つことを引き続き推進していきたいと考えております。