多言語学習の充実
国内外の様々な分野でグローバル化が進展している中、英語以外の外国語を活用し国際貢献できる人材の育成も重要なテーマです。様々な言語で積極的にコミュニケーションをとる力を高めたり、異文化理解を深めたりする必要があります。
そこで、都教育委員会では、多様な言語が学べる環境を充実させるため、都立高校生を対象とした外国語体験講座の開催、異文化交流や外国語の学習を行う部活動等への外国語講師派遣、都立高等学校における英語以外の外国語選択科目の開設などを進めています。
外国語体験講座
都立高校生のうち、希望者を対象に、英語以外の7言語(中国語、フランス語、ドイツ語、韓国・朝鮮語、スペイン語、ロシア語、イタリア語)の体験講座を実施しています。
言語だけでなく、文化・習慣等に関する知識・理解も深めることができる内容です。
令和5年度実施内容
区部、多摩地域のそれぞれで、7言語の講座を実施します(内容は同一)。
- 区部会場:令和5年7月28日(金) 7言語
- 多摩会場1回目:令和5年8月17日(木) スペイン語、中国語、ドイツ語
- 多摩会場2回目:令和5年8月18日(金) イタリア語、韓国・朝鮮語、フランス語、ロシア語
令和4年度実施内容
7言語でそれぞれ会場・開催日程の異なる2つのコースを実施します(内容は同一)。
- 区部会場:令和4年7月29日(金) 全6コマ
- 多摩地区会場:令和4年8月10日(水) 全6コマ
受講生の感想
初心者コース
- 海外留学への第一歩にできました。
- 将来、海外で働くことに対する意欲が高まりました。
- ネイティブ講師の話を聞くことができて、勉強になりました。
- 英語以外の言語を学ぶことで、文化に対する理解も深まりました。
- 他校の生徒が熱心に取り組む姿を見て、影響を受けました。
経験者コース
- 留学先で使う言語の基礎を固めることができました。
- 学校の授業でも学習していますが、さらに理解を深めることができて良かったです。
- 会話する機会が多く、発音を身に付けることができました。
- ネイティブ講師の実体験に基づく話は興味深く、毎回講座を楽しみにしていました。
- この講座をきっかけに、外国語や異文化への興味・理解が深まりました。今後も学び続けたいです。
外国語部活動等の推進
異文化交流や外国語の学習を行う部活動等に対して、その活動内容にふさわしいネイティブの外国語講師を派遣して活動を支援しています。
平成28年度実施内容
21校に外国語講師を派遣して、各校独自の取組を支援しました。
活動内容一例
- 台湾の交流校の生徒の来日に備えた自己紹介、挨拶の練習
- 英語によるスペイン語の学習
- フランス語による買い物練習
- 韓国の伝統衣装の着用体験
- ドイツの伝統的なカードゲームを使用した数字の読み方練習
参加者の声
- 海外の人との交流の際、学んだ知識を生かして挨拶や自己紹介ができました。
- 言語を知ることは、その国を理解することにつながると思いました。
- 発音が身に付き、その国の歌を歌えるようになりました。
- 第二外国語を楽しく学ぶことができ、より一層関心が高まりました。
- ずっと学び続けたいと思いました。
ここでは、外国語部活動等への講師派遣の一例を紹介します。
都立高等学校における英語以外の外国語選択科目の開設
現在、都立高等学校56校において7言語(中国語、フランス語、ドイツ語、韓国・朝鮮語、スペイン語、ロシア語、イタリア語)の科目を設置して、多様な言語が学べる環境を整備しています。