JETが課外活動に参加し日本の伝統文化を体験!
“なぞなぞ”で生徒とコミュニケーション
日本の高校生の印象はどうですか?
エミリー先生:
富士高等学校の生徒は、これまで私が見てきた中で最も頑張り屋だと思います。
授業だけでなく、学校の部活動でも、文化祭や運動会のような行事でも、生徒たちがお互いを支え合い、学校をとても愛していますね。
生徒たちとコミュニケーションをとるために工夫していることはありますか?
エミリー先生:
毎週、職員室の前に掲示する「なぞなぞ」と、ランチタイムです。
なぞなぞは、私が出題した問題の答えを当てに来ることで、シャイな生徒も私に話しかけられるきっかけになるよう考えたものです。
この日は、こんな「なぞなぞ」が掲げられていました。
「Riddle of the week:Ken got into the bathtub but he was completely dry when he got out. How?」
(今週のなぞなぞ:ケンはバスタブに入りましたが、外に出たとき彼は全く濡れていませんでした。どうしてでしょうか?)
エミリー先生:
なぞなぞをきっかけに、たくさんの生徒が職員室に来て私に話しかけてくるようになりました。
また、ランチタイムを生徒たちと一緒に過ごし、私が英語で話すことで、授業以外でも英語を使う機会、生徒たちが自然に英語を発話できる環境づくりをしています。
日本の生徒が英語を話せるようになるキーポイントは何でしょう?
エミリー先生:
とにかく英語を使うことです。
英語の本を読んだり、英語のニュースや映画を見たり、友達同士英語で話したり。
また、恐れずにネイティブスピーカーの先生方にも話しかけてみると、多くのことを学べるし、英語を本当に理解することができるようになります。
JETプログラムは母国と違う文化を経験できる機会
エミリー先生がJETを志望した理由は何ですか?
エミリー先生:
大学で教育を学んでいたのと、外国を訪問するだけでなく、自国以外の文化に実際に浸ってみたかったからです。
特に日本の文化に興味があり、日本に住みたいと思っていた時に知ったのがJETプログラムでした。
日本の生徒に英語を教えることができ、自分自身も日本について知ることができる完璧なプログラムだと思い志望しました。
JETとして活動する面白さは何でしょうか?
エミリー先生:
色々ありますが、まずは日本とアメリカの学校の類似点について学べること。
また、日本の先生や生徒から受けるユニークな質問を通じて、これまで考えもしなかった方法で自らの言語(英語)を考えてみる機会があることです。
もちろん、生徒と一緒に部活動に参加することも面白いですし、給食で自分が知らなかった食べ物を食べることができるのも良い経験になっています。
JET対象の来日時研修内容は現場でどのように役立っていますか?
エミリー先生:
初めて日本に来たときは、日本の生徒についてまったく知らなかったのですが、研修では実際の授業で予想されることや、最大限の成果を出す方法を学ぶことができました。
JETの指導力向上研修はどのように役立っていますか?
エミリー先生:
最も役立ったのは、他のJETたちと話し、アイデアや情報を交換できたことです。
それらを授業に生かしています。
最後に、これからJETを目指す人へのメッセージをお願いします。
エミリー先生:
JETは、自分の国とは違う文化を経験することができる絶好の機会です。
心を開き、様々な価値観を受け入れるオープンマインドの精神で、新たなことにチャレンジしてみてください!