JETが課外活動に参加し日本の伝統文化を体験!
JET参加者は、外国語指導助手として授業に携わるだけでなく、学校の課外活動にも参加しています。
富士高等学校では、JETのエミリー・マンロー先生が、茶道部で生徒と一緒に日本の伝統文化である茶道を学んでいます。
富士高等学校茶道部は、附属中学校1年生から高等学校3年生の部員が、普段の稽古はもちろん、文化祭での茶会の開催、東京都最大級の茶道イベント「東京大茶会」をはじめとする茶会への参加、また、国際交流として、モンゴル、オーストラリア、マレーシア等の海外から来日したゲストをおもてなしするなど、様々な活動を行っています。
稽古では生徒たちが互いにお点前を披露しますが、エミリー先生も慣れた手つきでお茶を点て、生徒にふるまっていました。
エミリー先生に、課外活動を含めたJETの活動について伺いました。
日本の伝統文化の素晴らしさを実感
エミリー・マンロー先生
アメリカ・メリーランド州出身。
2年前にJETとして初めて来日し、富士高等学校のALTを務めています。
茶道部で、日本の伝統文化に関する活動に参加してどんなことを感じていますか?
エミリー先生:
日本の人たちが先人に対して誇りと尊敬の念をもっていると感じています。
目で見ることができない過去へのつながり、それはとてもすてきなことであり、今現在も生き続ける伝統に触れられることは、本当に素晴らしいことです。
そして、私自身もその一部になれることを誇りに思っています。
英語でのコミュニケーションという意味で、授業と課外活動との違いをどのように考えていますか?
エミリー先生:
授業は新たな単語や文法を学ぶことができる貴重な場ですが、部活動は、それとは違う方法で英語を使う経験ができます。
教科書に従わなくていいですし、好きなことについて話すことができる。
授業で学んだことを実践するチャンスといえますね。
茶道は日本に来る前から御存じでしたか?
エミリー先生:
少しだけ知っていましたが、日本に来てより深く知ることができました。
私が茶道に挑戦する姿を生徒に見せることで、英語を話すのも、失敗してもいいから挑戦することが大事だということを感じてもらいたいと思っています。
茶道の他に日本の伝統文化で好きなものはありますか?
エミリー先生:
「おもてなしの心」です。
たとえば、日本では物を買った時は丁寧に包装してくれますが、こういったところに日本の文化全体がとても相手を尊重してくれることを感じています。