令和元年度第一回東京体験スクールを実施しました(page 3)

杉並アニメーションミュージアム及び池袋防災館への施設訪問

7月11日(木)には、留学生達のみで、まず午前中に杉並区にある杉並アニメーションミュージアムを訪問しました。日本で初めてのアニメの総合博物館である東京工芸大学杉並アニメーションミュージアムでは、日本のアニメの歴史や原理、制作過程について体験をしながら楽しく学ぶ事が出来ます。当日は入館にあたり、留学生だけの貸切上映会を行い、アニメの鑑賞、解説をいただいた後に、アニメの原理が体験できるコーナーや、アニメ作品資料、クリエイターのインタビュー映像などを収蔵したライブラリーを自由見学しました。留学生達は、アニメの原理や、日本のアニメ産業が成長していく過程に感心を示していました。

杉並アニメーションミュージアムへの訪問終了後は、お昼を挟んで豊島区にある、防災に関する知識を、体験を通して学ぶことのできる施設、東京消防庁「池袋防災館」を訪問しました。実際に「消火」「煙」「地震」の3つ体験学習コーナーに加え、防災ビデオの視聴をしました。消火コーナーでは、実際に消火器を握りしめて大画面に映された炎の消火活動に励み、煙コーナーでは無害な煙が広がる部屋の中で、背を低くして歩きました。また「地震体験」では大スクリーンに流れる映像で地震に対する備えなどを学んだ後、地震体験装置で東日本大震災とほぼ同じ震度7を体験し、どのコーナーも臨場感たっぷりでした。

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折り紙体験

 東京体験スクールでは、留学生に日本の伝統文化に触れてもらうことも重視しています。

 7月15日(月・祝)には、ホストファミリーの皆さんにもご参加いただき、今年度も折り紙体験のワークショップを開催しました。折り紙の専門家の先生をお呼びし、基礎から体験できる折り紙体験を実施しました。

 ワークショップでは、折り紙の先生から、まず日本の折り紙文化や奥深さについて、また、折り紙が脳の活性化につながり、世界中にファンを増やしていることについて、説明を受けた後、実際に折鶴や千代紙を使用したカードケース等を作成しました。

 留学生たちは、最初は慣れない様子でしたが、ホストファミリーの皆さんにも手伝ってもらいながら、皆、立派な作品をたくさん作ることができました。

 ワークショップ終了後は、原宿散策を行いました。

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 留学生は、7月16日(火)まで各受入校の生徒の自宅にホームステイし、全員無事に帰国しました。

 留学生へ実施したアンケートによると、今回も概ね100%の満足が得られ、また訪日したい、友人、家族などに訪日を勧めたい、日本語の勉強を続けるモチベーションになった等の意見が多く寄せられました。

 都教育委員会では、今後も、在籍する生徒が日本にいながら国際交流機会を得られ、豊かな国際感覚を醸成することができるよう、海外からの留学生の受入れを推進していきます。

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