富士森高等学校
毎年、富士森高校では海外からの短期留学生の受け入れ、交流を行ってきました。
東京体験スクールで留学生を受け入れるのは今回で3回になります。
生徒の中には、この活動に参加するために入学した生徒もいるなど、期待の大きい取組です。
来年開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、国際交流の継続した取組ができました。
ホストファミリー募集については、生徒から積極的な受入希望があり、カナダから男子1名、女子2名でした。
今回は、交流をもちたい生徒のために、一般の家庭に宿泊し、さらに留学生の男子生徒2名を迎えられたことで、さらに活気のある交流ができました。
教科の授業では、本校生徒(バディ)と行動を共にする体制をとりました。
留学生は、バディの隣に設けた席に座り、基本的に通常の授業に参加することになっていましたが、授業によっては日本の伝統文化を取り上げるなど、教員による工夫もみられました。
また、カナダでの学校生活や自分の住んでいる地域の様子など、留学生がパワーポイントを用いてプレゼンをするなど、富士森高校の生徒にとって異文化を理解する最高の機会となりました。
放課後を中心として、それぞれの部活動にも協力してもらい、留学生は日本の伝統文化でもある「空手」「剣道」「茶道」「書道」に触れ、体験することができました。
特に、空手・剣道部の生徒は自主的に英語を用い、積極的な交流が見られました。
この交流は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、伝統文化の継承など、本校生徒にとって有意義なものとなっています。
町田高等学校
7月8日(月)から7月16日(火)までの9日間、町田高校はアメリカ合衆国オレゴン州から計3名の留学生を1・2学年のクラスに受け入れました。
初日の朝の緊張した自己紹介から一転し、お昼休みにはホストファミリーの生徒を中心にクラスの皆と英語と日本語を交えながら楽しく談笑している姿が見受けられました。
授業
本プログラムが、本校の生徒と留学生と双方にとって有意義なものとなるように、留学生を活かした授業設定を行う(写真左)とともに、実力試験等で授業のない日はJETの先生方にご協力いただき、日本語の特別授業を行いました(写真右)。
(例)コミュニケーション英語Ⅰ
初めに、事前に準備していた日本語での自己紹介文を40名の生徒の前で1人1人発表しました。
出身地のオレゴン州で有名な特産品や、アメリカの学校生活についても詳しく説明してくれました。
その後、Guessing who?クイズをアクティビティとして行い、「ハリーポッター」や「有名なサッカー選手」を自分が持っているボキャブラリーを駆使して相手に伝えるゲームを行いました。
その後、グループ活動で「環境問題」についてディスカッションを行いました。
「日本(アメリカ)で起こっている様々な環境問題」また、「地球のために私たちができること」を英語で一人一人発表することができました。
部活動体験
放課後には、日本の伝統文化の体験を目的とし、留学生たちに本校の「茶生花部」「和太鼓部」へ参加してもらいました。
本校の生徒が身振り手振りを交えながらやり方を教え、ともに活動をすることを通して、留学生にとって異文化の学びが生きた体験となったようで、活動後も日本の伝統文化について彼ら自身で調べるなど、日本文化への興味関心が高まった様子が見受けられました。(写真下)
最終日のお昼休みには、本校の生徒は英語で、留学生は日本語で、お互い別れと感謝の言葉を交わしあい、最後の時間を惜しんでおりました。
短い間ではありましたが、言葉の壁を超えた、心と心の繋がりが生まれたようで、留学生にとっても本校の生徒にとっても、大変意義のある交流になりました。
本校は今後も、グローバルな視点で国際交流を行う機会を持つことを引き続き推進していきたいと考えております。
町田総合高等学校
7月7日(日)から16日(火)までの10日間、東京体験スクールにおけるアメリカからの留学生5名を受け入れました。
登校初日の歓迎セレモニーでは、日本語で自己紹介する留学生もいて、日本への関心の高さが感じられました。
その日はバディとともに通常の授業を受け、放課後には部活動の生徒と一緒に日本の伝統文化である空手を体験しました。
1時間程度の体験でしたが、どの留学生も真剣なまなざしで取り組んでいました。
2日目以降もバディとともに、現代文やバレーボール、水泳の授業なども一緒に体験しましたが、次第に身振り手振りを交えて留学生に説明する本校生徒の姿がみられました。
12日には全校生徒の前で留学生が、自国紹介も行いました。
バディを組んだ生徒からは「英語をうまく話せなかったけど、単語をつなげてコミュニケーションをとることができて嬉しかった。」「今すぐにでも、オレゴンに行きたいと思った。」等の感想も聞かれました。
生徒も海外への興味が大いに膨らみ、良い刺激を受けた10日間となりました。
立川国際中等教育学校
本校では、7月8日(月)から7月16日(火)までの9日間、東京体験スクールプログラムを受けて、オーストラリアのクイーンズランド州から男子3名、女子2名の合計5名の留学生(いずれも高校1年生相当)を受け入れました。
留学生の登校初日には、国際交流委員が司会進行を担当し、臨時朝礼で留学生を全校生徒へ紹介しました。
初めの2日間の授業参加はすべて英語とし、5人の留学生が一緒に参加できる形で実施しました。
その後は、4・5年生(高校1・2年生)のクラスに分かれて入り、在校生と同じように授業を受けてもらいました。
受け入れクラスでの昼食や昼休みも楽しんでいたようです。
そして、日本の伝統文化にも触れてもらうために、書道の授業への参加、剣道部と茶道部への体験入部も実施いたしました。
また、国際交流委員を中心に、授業での教室移動のサポートや放課後のアクティビティー対応などを行いました。
最終日にはクラスごとにお別れ会を行い、各クラスから留学生たちへプレゼントを渡し、お互いに別れを惜しんでいました。
各学校での滞在期間中の様子は、以上です。
ここからは、期間中に都教育委員会が主催した施設訪問やワークショップの様子です。