田柄高等学校
田柄高等学校では、カナダから1名の留学生を受け入れました。
本校での受け入れは昨年12月に続き2回目でした。
初日には、バディ(受け入れ家庭)の生徒のクラスで歓迎会を行いました。
クラスメートの用意した日本や学校に関するクイズでおおいに盛り上がりました。
さらに、生徒集会で自己紹介をしてもらい、バディの生徒・国際交流委員・校長から歓迎の辞が述べられました。
滞在中、留学生は数学、化学、体育、日本語などの授業をバディの生徒のクラスで受けました。
英語の授業では、カナダについての紹介をしてもらいました。
カナダの日常を映した動画では、皆が現地の空気感を感じることができ、異文化への思いが高まりました。
芸術の選択授業では書道を体験しました。苦戦していましたが、クラスメートに教えてもらいながら筆を進めていました。
放課後は部活動にも参加しました。
茶道体験では、初めて飲む味に戸惑いながらも、茶道の厳粛な雰囲気に圧倒されたようでした。
さらに、本年度結成された和太鼓同好会にも参加しました。
講師の先生がバチの持ち方から教えてくださり、和太鼓のもつ日本独特のリズムなどを学びました。初めて体験する和太鼓特有の音に驚嘆していました。
最終日には、クラスのホームルームで別れのスピーチをしました。
受け入れクラスの生徒たちからこの日のために作った色紙をプレゼントされ、最後は涙のお別れ会になってしまいました。
さらに放課後を利用してバディを含めたクラスメートと新大久保のコリアン・タウンに行くなど、留学生、本校生徒とともに密度の濃い一週間であったと思います。
本校生徒たちにとっても、異文化という壁を越えて友情を築く貴重な経験となりました。
富士森高等学校
ここ数年、富士森高等学校では海外からの短期留学生の受け入れ、交流を行ってきた。
生徒の中には、この活動に参加を希望して入学した生徒もいるなど、期待も大きい。
今年度は夏の留学生受入は予定されていなかったが、東京都教育委員会に依頼し、留学生を受け入れることができ、国際交流の継続した取り組みができた。
ホストファミリー募集については、生徒から積極的な受入希望があり、アメリカ合衆国から男子1名、女子2名を迎えることができた。
学校生活において、留学生はホストファミリーを受け入れた生徒(バディ)と行動を共にする体制をとった。
留学生は、バディの隣に設けた席に座り、基本的に通常の授業に参加することになっていたが、授業によっては日本の伝統文化を取り上げるなど、教員による工夫もみられた。
アメリカでの学校生活や放課後の様子など、留学生によるプレゼンにより、富士森高等学校の生徒にとって異文化を理解する最高の機会となった。
放課後には部活動にも参加してもらい、留学生は日本の伝統文化でもある「空手」「茶道」に触れ、体験することができた。
この交流はオリンピック・パラリンピックに向けて伝統文化の継承など、生徒にとって有意義なものとなっている。
この体験を通じて、富士森高等学校の生徒が様々な場面に応じて自分で考えた英語を使い、自主的に活動できる良い機会となった。
短い受け入れ期間ではあったが、生徒にとっては貴重な経験となり、富士森高等学校の生徒と留学生との心が通じ、言葉の壁を乗り越えた交流が行われたように思われる。
松が谷高等学校
松が谷高等学校では、アメリカのアイダホ州からの留学生2名を5日間、受け入れました。
初日から、通常の授業に参加しました。
日本語がまったく分からないということで、隣の生徒が机をくっつけて積極的に助けていました。
英語の授業では、先生のサポート役として、松が谷生の質問に丁寧に答えてくれました。
部活動は、様々な体験をしたいということで、初日は和太鼓部、二日目は茶道部、三日目はESS同好会に参加しました。
どの部活でも、部員が活動内容を英語で説明し、交流を深める姿が見られました。
最終日にはホームルームでお別れ会を開き、生徒たちから色紙を贈りました。
会では、一緒に作ったそうめんとかき氷を、留学生を囲んで食べました。
国や言葉は違うけれど、同じ場所で、同じ時間を過ごし、同じ体験をすることで、距離が縮まった5日間となりました。
調布南高等学校
調布南高等学校では、カナダから2名の留学生をお迎えしました。
初日は、生徒会主催の「歓迎セレモニー」を行いました。
留学生と生徒会役員の挨拶の後、剣道部による剣道演技も披露しました。
生徒は英語でスピーチを行い、歓迎の気持ちを伝えました。
日本の伝統文化である茶道体験も行いました。
茶道部によるお点前の後、茶道についての説明もしました。
暑い日でしたが、お茶室の中は静けさに包まれ、留学生も、日本の美を味わっていた様子でした。
和菓子とお抹茶も楽しんでもらえたようです。
剣道体験の様子です。
剣道をやってみたいという希望を持っていたようで、生き生きとした表情で、剣道の基本の動きを体験しました。
短い間でしたが、本校生徒、留学生の双方にとって、異文化理解の良い経験になったようです。