平成28年度留学生受入れを実施しました
オーストラリアの高校生が日本の生活と文化を体験
都教育委員会では、より多くの都立高等学校等に在籍する生徒が日本にいながら国際交流機会を得られ、国際理解を深めることができるよう、海外からの留学生の受入れを推進しています。
この度、都教育委員会経由の留学生受入れとしては初めて、平成29年1月9日(月・祝)から18日(水)までの10日間、オーストラリア(ビクトリア州及びニューサウスウェールズ州)から生徒23名、引率者5名を受け入れました。
事業概要
時期
平成29年1月9日(月・祝)から18日(水)まで(計10日間)
学校滞在は、土・日を除く1月10日(火)から17日(火)まで(計6日間)
受入校
- 竹早高等学校
- 白鷗高等学校
- 井草高等学校
- 翔陽高等学校
- 調布北高等学校
- 三鷹中等教育学校
受入形態
- 留学生は、ホームステイにより、受入校生徒の自宅に滞在
- 平日はバディ(ホームステイ先の日本人生徒)と共に都立高校に滞在し、15日(日)は、都教育委員会において留学生対象のイベントを実施
まず初日は、留学生とホストファミリーに対して、オリエンテーションを実施しました。
ホストファミリーには、ホームステイ中、留学生に対して家族の一員として接するため、留学生には日本の生活習慣について知るためのレクチャーが行われました。
その後、留学生はホストファミリーと対面し、それぞれのホームステイ先へ。
ここでは、受入各校の取組の一部を御紹介します。
三鷹中等教育学校
三鷹中等教育学校では、7名の生徒を受け入れました。
留学生は、世界史、数学、物理、化学、国語、英語体育、家庭科等の授業に参加しました。
国語の時間には、百人一首かるたを用いて、日本文化の紹介を行いました。
三鷹中等教育学校では、授業の時間帯だけでなく、部活動や昼食時も留学生との交流機会を設けました。
日本人生徒は、様々なシーンで留学生と接することにより、英語によるコミュニケーションを自然に行うことができました。
写真は、給食を一緒に食べているところです。
日本人生徒から、積極的に留学生に話しかけ、メニューの説明を英語で行いました。
また、全ての学年の生徒(中等教育学校1年生~6年生)が、滞在期間中に一度は留学生と触れ合う機会を作りました。
学校滞在最終日(17日)には、フェアウェルセレモニーを行いました。
三鷹中等教育学校5年生の生徒が、英語による司会でセレモニーを振興しました。
5年生全員による校歌斉唱や、有志によるソーラン節を披露し、留学生から盛大な拍手を受けました。
参加した留学生からは、かけがえのない経験ができたことへの深い感謝の意が述べられ、セレモニー終了後も、日本人生徒と留学生との英語によるコミュニケーションにより、親交を深めました。
翔陽高等学校
翔陽高等学校では、4名の生徒を受け入れました。
バディと一緒に、数学、家庭科等の通常授業に参加しました。
芸術の授業では、音楽、書道、美術、工芸から希望の内容を選択し、参加しました。
数学の授業では、留学生は日本人生徒と同じグループに入って、一緒に関数の問題を解きました。
この授業は、日頃からグループワークを取り入れており、生徒間のコミュニケーションが活発に行われています。
家庭科の授業では、「幼児保育のための日本の伝統的な遊び」をテーマに、留学生は日本の伝統的な遊び(あやとりや折り紙)を学習しました。
日本人生徒は、留学生に英語であやとりの方法や折り紙の手順を教えていました。
部活動では、留学生が英語でオーストラリア料理づくりを教えました。
留学生は、料理の説明を積極的に行い、日本人生徒は、実際に調理しながら、料理に関係する英語に触れました。