杉並総合高等学校(国際交流)

国際交流への取組について

 安全を確保しながらも直接的な体験・経験を通して、心の繋がる国際交流・協力活動を持続・継続しているのが、「ユネスコスクールの都立杉並総合高等学校」です。

本校における海外の学校との交流事例

(1)姉妹校交流

 昭和61年に本校の前進である東京都立永福高等学校がニューサウスウェールズ州立フォートストリート校と姉妹校の提携を結び、昭和63年から、平成30年まで隔年で20~30名の生徒が相互に行き来しています。

 平成28年に台湾の内思高級工業職業学校と姉妹校の提携を結び、その翌年には、短期の留学生を受け入れました。また、台湾の修学旅行の際には、本校生徒が訪問し、交流を行っています。中国語を履修している生徒にとっては、日頃の学習の成果を発揮する絶好の機会となっています。

 平成29年には、韓国の美林女子情報高等学校と姉妹校の提携を結び、その翌年には、韓国より、生徒10名の来校がありました。今後、韓国語を履修している生徒が中心となって、相互に交流できればと考えています。

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(2)留学生の受け入れ

 常に身近に外国人がいる環境を作る目的で、海外からの留学生の受け入れを積極的に行っています。 1年次~3年次まで、すべての年次のクラスで積極的に留学生受け入れています。過去には、ノルウェー、ブラジル、イタリア、デンマーク、タイ、メキシコ、オーストラリア、ドイツなどの国から生徒を受け入れています。

 現在、オーストラリア、ハンガリーからの留学生がいます。平成30年9月からは、イタリアから留学生を受け入れる予定です。

(3)海外の教員や生徒等による視察や訪問の受け入れ

 海外の教員や生徒の受け入れは、1年間を通して実施していますが、入学試験の関係から年度前半に集中する傾向にあります。JENESYS日韓文化交流青少年訪問団、中国高校生訪日団など毎月のように海外(台湾、韓国、中国、アメリカ合衆国、スウェーデン)から訪問があります。

 平成29年度は、アメリカ合衆国全土から集まったCIEEの高校生45名、引率教員5名の訪問を受け入れました。さらに、東京都教育委員会による交流事業の訪問も受け入れました。

 一緒に、本校の授業に参加し勉強したり、調理室で、お好み焼きを作り食べたりして交流をしました。放課後は部活動の見学をし、茶道部の部活動では、実際にお手前も体験してもらいました。

 平成30年度は、台湾から台北市立陽明高級中学(普通科高等学校)、韓国から日韓文化交流青少年訪問団の訪問が予定されています。

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本校における異文化理解に関する教育課程上の特色

 本校では、国際理解教育に注力し、「目指す学校」のひとつに国際人の育成を掲げています。そのため、英語は17科目78講座設置しており、その他の外国語は、4か国語12科目19講座設置しています。平成29年度からは、東京都で初めてとなる第二外国語(中国語または韓国語を選択)を必修化しました。

 さらに、学校設定科目として、開発途上国の歴史や現状とボランティア全般について学ぶことのできる「国際ボランティア」という科目を設置しています。この授業から、これまでの4年間、NICEというNGO団体と連携し、夏季休業中にインドネシアにある孤児院でボランティアを行う海外研修を実施しています。平成30年度も、11名の生徒が8月にインドネシアに旅立ちます。

 また、総合的な学習の時間においても、「人間と社会」の体験活動の中に、国際交流・協力分野の講座を設置し、毎年、開発途上国を支援する活動を行っています。

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