海外ビジネスの事業展開が加速する中、成長著しいASEAN諸国等の新興国は大田区の中小企業にとっても大きなグローバル市場となり、商機が広がると考えられています。
一方で大田区の中小企業が抱えるグローバル人材は質・量ともに圧倒的に不足しており、グローバルリーダーの育成が急務であるといわれています。
六郷工科高校生徒においても、地元大田区に就職する生徒が多く国際感覚や英会話能力を身に付けることが地元大田区に必要な人材として求められています。
本校は、技能・技術を重視した工業系専門高校であり、グローバルな視点からさまざまなコミュニケーション能力を高めることが必要とされています。
ものづくりの街大田区周辺地域及びASEAN地域で国際貢献でき、現地採用のものづくり人材に精度の高い加工を教える指導者に成り得る人材の育成を目指しています。
海外での異文化さらには宗教などに触れることは生徒の視野を広げ、様々な学習活動にもプラスとなる貴重な経験となると考えます。
2017年11月に台湾の宜蘭縣国立羅東高級工業職業学校と姉妹校を締結しました。
2018年には台湾スタディツアー、2019年には台湾への海外修学旅行を実施しました。
また、本校では多くの部活動が積極的に活動していますが、特にラグビー部は入学選抜において文化・スポーツ等特別推薦を実施し、本校の要の部活動でもあります。
姉妹校である宜蘭縣国立羅東高級工業職業学校にもラクビー部があり、視察の際には台湾ラグビー発展協会とも連携を取り、ラグビーでの交流を積極的に実施しています。
2018年10月には、羅東高級工業職業学校のラグビー部12名が来日し、本校のラグビー部と練習試合を行いました。
2020年はCOVID19感染の拡大で、台湾への修学旅行は中止となりましたが、オンライン交流を続けています。
フィリピン、インドネシア、ベトナムにも姉妹校を拡大し、2019年8月にはジャカルタ周辺へ、11月にはハノイ周辺へのスタディツアーを実施し、現地学生との技術交流を積極的に図ることで、 海外での生活や文化、歴史等を理解するためのよい機会となりました。
今後とも、さまざまな方法で、姉妹校との交流を積極的に実施していきたいと考えています。