Tokyo Leading Academy

Diverse Link Tokyo Edu特別企画セミナーの開催(令和元年7月7日)

東京都教育委員会は、高度で創造的な探究学習を社会・世界と連携して提供する「Diverse Link Tokyo Edu」の取組の一環として、「Diverse Link Tokyo Edu特別企画セミナー」を令和元年7月7日(日)に開催しました。

当日は、都立学校の中・高校生等27名が参加し、バークレイズ証券・バークレイズ銀行東京支店会長による講義や質疑応答等を行いました。

1.開催日時

令和元年7月7日(日) 10時から12時まで

2.場所

クロスコープ新宿SOUTH

3.出席者

【講師】

  • バークレイズ証券・バークレイズ銀行東京支店会長 児玉 哲哉 氏

【参加者】

  • 都立学校の中・高校生・教職員 27名
    (日比谷高等学校、白鴎高等学校・附属中学校、南多摩中等教育学校、千早高等学校)

4.テーマ

地球の裏側の出来事が、なぜ私たちに関係があるのか

セミナー案内
当日の様子

5.当日の様子・参加者の反応

講師のレクチャーは冒頭40分程度とし、その後1時間以上、生徒の質問を受けて話を進めていく形式で進行しました。
レクチャー後、次々と手が挙がり、10件以上の質問が出ました。

講師から「インターネットで各自、BBCニュースを見てくること」が課題とされていたため、BBCニュースの記事を題材とした質問が幅広く出されました。

また、総括として、この日何を学んだかを、複数の生徒が自主的に発言しました。主な意見として、「情報が多すぎ、どれが自分が知るべき情報か、何が嘘か判断すること自体が難しいと感じている。今日の講座で、世界で活躍している方の考え方を知り、自分が社会問題を考える時に必要なことを学べた。視点の多角化に有益だった」
「物事の見えない部分を見る、色々な角度から客観視する、世界の相対的な位置を把握する、外から日本を見る、多角的な視点をもつことが重要ということが分かってよかった」
等が出されました。

回収した生徒アンケートでは、21件中、20件が「大変満足」又は「満足」と回答しました(1件未回答)。

良かった点として、「幅広い知識を有する、第一線で活躍されている方と近い距離で話せたこと」、「目を向けられていなかった世界のことについて、生の意見を聞くことができたこと」「聞くだけでなく、対話の時間が長く設けられていたこと」「他の生徒の様々な疑問や視点を聞けたこと」等が挙げられました。
今後希望するワークショップとして、「同世代の参加者との意見交換の充実」「講師等が外国人でもよいのではないか」等の意見が出されました。

今後、生徒や引率教員等の意見を取り入れながら、「Diverse Link Tokyo Edu」の取組を充実させていきます。

東京都教育委員会とクイーンズランド工科大学及び東京大学先端科学技術研究センターによる特別講座「Tokyo Leading Academy」トライアルの開催(令和元年11月17日)

東京都教育委員会は、高度で創造的な探究学習を社会・世界と連携して提供する「Diverse Link Tokyo Edu」の取組の一環として、東京都教育委員会とクイーンズランド工科大学及び東京大学先端科学技術研究センターによる特別講座「Tokyo Leading Academy」トライアルを令和元年11月17日(日)に開催しました。

当日は、都立学校の中・高校生等約30名が参加しました。クイーンズランド工科大学及び東京大学先端科学技術研究センターの教授による講義や質疑応答、代表生徒によるプレゼンテーション等を全て英語で行いました。
また、小池知事も講座の一部に参加しました。

【参考】Tokyo Leading Academyとは

高度で創造的な探究学習を社会・世界と連携して提供する「Diverse Link Tokyo Edu」の取組の一環として、意欲と能力の高い生徒を対象に、世界トップレベルの学習機会を提供する特別講座

1.開催日時

令和元年11月17日(日) 13時から16時まで

2.場所

東京大学先端科学技術研究センター ENEOSホール

3.出席者

【講師】

  • クイーンズランド工科大学 イアン・マッキーノン教授
  • 東京大学先端科学技術研究センター 杉山正和教授

【参加者】

  • 都立学校の中・高校生及び引率教員等 約30名
    (日比谷高等学校、白鷗高等学校・附属中学校、南多摩中等教育学校、三鷹中等教育学校、国際高等学校、千早高等学校)

【特別ゲスト等】

  • 小池知事
  • 藤田教育長
  • クイーンズランド州政府貿易投資庁 シャノン・ウィロビー局長
  • 東京大学先端科学技術研究センター 近藤高志副所長

4.内容

【テーマ】

How to realize sustainable energy systems

【構成】

第1部:レクチャー/最新の実験機材による実演/Q&Aセッション
“Hydrogen as an enabler of disruptive installation of renewable energy”他

  • 再生可能エネルギーに関する、最新の日本の取組と世界の動向、国際連携の重要性について、日豪2名の教授から講義
  • 実験の実演により、太陽光と水素とがどのように発電に関係するのかを説明

第2部:代表生徒による研究成果プレゼン/Q&Aセッション/教授陣による講評
総括:他の参加者の学びを共有

パンフレットの写真
講師のレクチャー
杉山教授による実験装置についてのご説明
代表生徒による研究成果のプレゼンテーション
小池知事から生徒への激励スピーチ
教授陣による講評

5.当日の様子・参加者の反応

今回は、再生可能エネルギーに関する最新の研究動向等、専門性の高い内容を全て英語で実施しました。
生徒は、あらかじめ学校を通じて配布された、講師が当日使用する英語の資料を事前に読み込み、事前課題も提出した上で、当日に臨みました。

当日は、講師2名による、再生可能エネルギーに関する講義がそれぞれ30分程度ずつ2セッション設けられました。
途中、レクチャー内容は理解できているかと問いかけると、大半の生徒がうなずいていました。質問も複数出されました。

この日は、プレゼンテーションは時間の制約上、代表生徒のみとなりましたが、代表生徒は、学校の探究学習で自身が課題研究している水素に関して英語でプレゼンテーションを行い、教授たちからの質問にも答えました。

当日のアンケートでは、8割以上の参加者が、「大変満足」又は「満足」と回答し、8割以上の参加者が、「また参加したい」と回答しています。

また、良かった点として、レクチャーの内容や英語で実施されることを挙げる割合が多くありました。

今回は、東京都教育委員会とクイーンズランド工科大学及び東京大学先端科学技術研究センターとのDiverse Link Tokyo Eduに関する覚書を基に実施された初めての取組となりました。今回の取組を踏まえ、実施内容について更に充実させながら、次年度は、多岐にわたるテーマで複数回開催することで、「Diverse Link Tokyo Edu」の取組を推進していきます。

令和3年度 Tokyo Leading Academy の実施

令和3年度 Diverse Link Tokyo Edu 事業の一環として、東京大学先端科学技術研究センターの協力の下、Tokyo Leading Academyを実施しました。今年度は全5回の連続講座で、都立学校の高校生21名が参加して、学びを深めました。

開催日第1部第2部講師
第1回
5月23日(日)
先端研が考える今後のテクノロジーの行方
~アートとサイエンスの融合~
グループディスカッション・発表
(日本語可)
神崎 亮平 教授(所長)
吉本 英樹 特任准教授
第2回
6月13日(日)
ヒトやモノの流れとデータサイエンス吉村 有司 特任准教授
フェリシャーニ クラウディオ 特任准教授
第3回
7月11日(日)
インクルーシブデザインとテクノロジー稲見 昌彦 教授
並木 重宏 准教授
第4回
9月26日(日)
テクノロジーが支える健康西増 弘志 教授
太田 禎生 准教授
大澤 毅 特任准教授
第4回終了後に英語でのレポート作成
第5回
11月21日(日)
新エネルギーと経済成果発表会
(優秀レポートの発表と講評)
杉山 正和 教授
松本 真由美 客員准教授

令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止策として、オンラインを活用して講義を実施しました。
生徒は連続講座を受講して学んだことを活かしてレポートを書き、第5回の後半には成果発表を行いました。
参加した生徒からは「生徒同士で意見交換をする場があり、とても面白かった」「自分の将来を考えるきっかけとなった」という声がありました。

ヒトやモノの流れとデータサイエンスのイメージ画像

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